◎防水工事

・FRP防水
液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて混合し、この混合物をガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体にした塗膜防水です。
（※FRPとは繊維強化プラスチックスFiberglass Reinfoced Plasticsの略称で、ガラス繊維などの強化剤で補強したプラスチックのことです。）
現在の木造住宅ではFRP防水が主流となっております。
軽量かつ強靭で、耐熱性・耐食性・耐候性などに優れています。また、樹脂の硬化速度が速いため１日で全ての工程を終えることも可能です。

・ウレタン防水
ウレタン防水材という塗るだけで防水層を形成することができる材料を使用した塗膜防水です。
防水工事の中で最もポピュラーな工事であり、最近は改修工事の比率の増加とともに需要が増えています。
防水層が軽量であり建物に負担をかけません。また、ウレタン塗膜が複雑な収まりにも容易に対応でき、防水面に継ぎ目のない防水層を形成できます。定期的なトップコートの塗り替えをすることで、防水層を紫外線劣化から長期にわたり防ぐ事ができます。

・塩ビシート防水
塩化ビニールの樹脂系シートを取り付ける、シート防水です。接着剤などで直接貼り付ける「密着工法」とディスク板などを使って固定する「機械固定工法」があります。
耐候性のある塩化ビニール樹脂に耐久性を付与した塩ビシート防水は、紫外線や熱、オゾンに優れた耐久性があります。耐摩擦性もあり、軽歩行が可能です。メンテナンス性に優れ、長期的に使いたい場合は最適です。既存の防水材にそのまま被せて使うことが可能なので、短期間・低コストで工事することができます。